『箱庭恋愛』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『箱庭恋愛』

歪んだ電波に頭が軋む
三原色の愛の箱庭
君の全てを映す画面に
温もりは感じられなくて

ここは牢屋か最果てか
悲しい程に狭い枠組みに
僕の個性や想いは死角
もどかしささえも届かない

息苦しいならば壁を壊せと
無理な注文が木霊する

差し忘れた傘に濡れる雨道さえも
歩く足音は今も一つだけ
ただ長いだけで薄味の人生に
飽きてしまう前に僕を攫って


荒んだ心に笑顔が滲む
大発見の距離の法則
離れた愛なら事実は要らない
ただ欲望を満たすだけ

そこはサーカスか見せ小屋か
眩しい程に照らす照明に
君という個人は消されて
夜中に踊り狂う一つの肉片

引き目感じるならば壁を築けと
やけに冷静な自分に出会った

荒れ果てた道を歩く君見つけても
きっと差し出れる手は現れなくて
ただ長いだけで薄味の人生を
憐れも無い姿で君が攫った


壊れ逝く人形 霞み逝く現実
振り返ればそこには何が見える?


また息苦しいから君を壊そう
小さな声で一人懺悔する

枯れ果てた声で叫ぶ君見つけても
無言…心の中で僕は嘲笑う
ただ長いだけで薄味だった人生に
少し刺激を加えるだけのスパイス

涙に明け暮れる君を笑った

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

えっと…なにやらグダグダな感じになってしまった詩なので久しぶりに補足を…

今回は知ってる人は知ってるであろう『ライブチャット』という、ネットならではの大人の世界(!?)をテーマにしてみました。【詳しくはyahoo ででも調べてください(--;】

最初は遊びの気持ちも交えながらも、どこか恋心を芽生えさせて…そのうち慣れていくとともに無難な遊び方を覚え、そして欲望の対象としか見えなくなっていくという流れを表現したつもりでしたが…

今回、露骨に【悪】として表現させてもらってるのは、このライブチャットに限らず、ネットの進歩とともに業者としてではなく、個人同士で映像を公開しあいながら文字や声で会話をする機能【単純にはテレビ電話のようなもの】が無料でしかも簡単に扱えるようになってくるにつれ女性の気持ちを弄んだ上で映像上でわいせつなお願いをするという行為があまりにも増え、女性も遊び感覚相手を本当に想っているとから断れないなどの理由で服を脱ぐなどの行為をしてしまう傾向があるからです。

もちろん、遠距離恋愛で私たちは愛し合ってるんだから余計なことを言うなという意見もあるでしょう。

しかし、これだけは覚えておいてください。

・映像は相手のパソコンに簡単に保存することが出来、他の人に見せる事が出来る。
・見せるつもりの無かった第三者にも映像が届いている可能性がある
・一度ネットに広まりだした自分の映像は、人づてに伝わり、増えることはあっても一生無くならない


どうか、後悔の無いように。

最後に。今回の詩、および補足で気分を害されたという方へ。
申し訳ございませんでした。私的な見解にお付き合い頂き誠にありがとうございます。

これからも、みなさんこのブログをよろしくお願いいたします。