『冬燕』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『冬燕』

冬が寒いの
何でだろう
当たり前の事なのに

息が白いの
壁のように
もうあなたが見えなくて

続く道はやがて曲がり
また新たな直線を築く
切り替えできるスイッチを
どうか僕の心にも…

頬にそっと降り注ぐ雪の
我が物顔に僕はたじろぐ
いつかの自分重ねたりして

ここにじっと立ち尽くす僕の
周りを白が染め上げていく
もう後戻りすら出来ないの

冬が寒いの
何でだろう
当たり前の事なのに

息が白いの
壁のように
もうあなたが見えなくて