『時間軸』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『時間軸』

ずれたまま進む二つの時計
刻む速度は同じなのに
想うのは遠く海の向こうの
未だ見もせぬ友の事

僕が眠りにつく頃
君は新しい朝を迎える

超えられない時の壁を
感じながら手探りで語り合う
飾り気の無い素の自分を
出せる事が信頼の証

辛い夜をいくつ
抜け出してきたんだろう
君のかざす明かりは
道を決め付けるわけじゃなく
僕の前を広く照らす

止められない時の流れ
進む時間軸に乗って
飾り気の無い素の自分を
ありのままに曝け出すよ

長い闇を進む
震えてた僕の手を
握る君はいつでも
前に立つわけでもなくて
僕の横で共に歩む

今夜も僕が眠りにつく頃
君は新しい朝を迎える