『アンバランス』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『アンバランス』

掴み所の無い現実で
繰り広げられる争いの日々
薄汚れた手で擦るレンズは
自分の限界さえも見えなくて

不安定な政治支柱に
繰り返される困惑の日々
裏切りも数重ねれば
免疫が嫌でも張り付いてくる

皆が不安に晒されるから
今宵も揺れに揺れ続ける

アンバランスな天秤の上で
転げまわる人生模様
突き落とそうとする男に
忍び寄る影は多い

消えていく声も多い