『Word of Life』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『Word of Life』

生まれてこれまで集め続けた
多くの言葉を銃に詰めて
空の彼方へ打ち放つよ
僕にも使えますようにと
両手いっぱいの弾丸は
それぞれに意味が込められていて
使い方を一つ間違えりゃ
自分に跳ね返り命取り

傷つくのが恐いのなら
銃を放てばいい
傷つけるのが恐いのなら
銃を捨てればいい…そして

手を揚げるんだ高々と
何も守るものが無い人生で
奪う事など許されるはずも無い
まだ分からないけどきっと
そんな気がするんだ…

呆れた顔で銃を突きつける
多くの男に囲まれて
強がる顔の裏側で
ため息と涙がこぼれる

信じる事が愚かだとしたら
銃を拾えば良い
信じる気持ち届かないのなら
瞳を閉じれば良い…そして

響く銃声が空を叩いて
男の体が縦に揺れる
赤い涙は顔に線を引く
まだ分からないけどきっと
僕は終わったんだ…

手を揚げるんだ高々と
空に向かって拳を掲げろ
言葉を胸に閉じ込めたまま
床に背中を叩きつけた
誰も傷つけない…

自分らしく幕を
閉じられるなら
それも一つの形
僕のWord of Life