『足跡』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『足跡』

僕は気づいてるんだ
君が毎晩ここに来ること
僕の家の前で立ち止まって
ドアも叩かずにそっと去っていく

僕は気づいてるんだ
君が毎晩耳澄ますこと
僕の歌を壁にすがり付き
目を閉じて聞いて去っていく

風の吹く夜も
雨の降る夜も
君は僕の元へとやってくる

僕が朝目覚めて一番の仕事は
ドアを開け君の足跡見ること
小さな足跡ドアで跳ね返り
ブーメランの様に戻っていく

僕はその足跡の姿の君に
こうして愛の歌を贈ろう
今夜君が耳を澄ませた時
心まで染み入るように

僕の居ない夜も
君が辛い夜も
変わらずドアに耳をあてがう

僕が朝目覚めて最初の幸せは
ドアを開け君の足跡見ること
小さな足跡ドアで跳ね返り
ブーメランの様に戻っていく

僕はその足跡の姿の君に
こうして愛の歌を贈ろう
今夜君が耳を澄ませた時
心まで染み入るように

君の胸にも僕の足跡を