『木の実』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『木の実』

小さな木の実落としながら
歩いてきた長い道のり
どれくらい経ったのだろうか
あの場所を僕が巣立ってから

木の実を転がし足で踏んで
土に潜らせ眠りにつく
年月を超えて再びまた
太陽の光を浴びるために

同じ時過ごしたのに
僕よりも君は育ってく
振り向けば遠くに見えてる
凛と胸を張った大木

木の実を転がし足で踏んで
土に潜らせ眠りにつく
年月を超えて再びまた
太陽の光を浴びるために

進む道は決して一つじゃない
僕が例えどこに辿り着いても
君は着いてこれるよ
君と僕の間の道はただ一つ

君の両手いっぱいに
抱きかかえられた
幸せの木の実