『リアル』 | 徒然なるままに詩を想う。。。

『リアル』

どうしたんだい?こんな道のど真ん中で
腰を下ろして歩き疲れたのかい
道の端は見えないよ終わりなど無いのだから
だから日が巡るんだろ?区切りをつける為に

怖がる事は簡単で
逃げる事は簡単で
悲しむ事は簡単で
それを抜けるのが困難で

君の手を持った手は震えてた
焦る気持ちで引っ張って
前に進んだ気がしていた
全ては頭の中の話

どうしたんだい?そんな夢の切れ端を
握り締めちゃって夜はとうに終わった
こんな世界だからこそ信じにくいけれど
現実的じゃない位のリアルだってあるはずさ

諦める事は簡単で
愚痴こぼす事は簡単で
僻みあう事は簡単で
歯を食いしばるのは困難で

君の眼を見た眼を逸らしてた
潤んでくのに気づいたから
そこに居た気がしていた
全ては頭の中の話

君の手を持った手は震えてた
震えないよう強く握った
そこに居た君が居た
全てはリアルに変わる

こんな世界だからこそ信じにくいけれど
現実的じゃない位のリアルだってあるはずさ